マリンカ日々の記録

6歳男児母。あみぐるみ作っています。ロシア文学好き。

読書・映画

【6歳4ヶ月と26日目】読書『人間の絆』Ⅲ、Ⅳ

人間の絆3、4巻 サマセット・モーム 全4巻読了。 1、2巻の感想はこちら mari-nka.hatenablog.com ミルドレッド。 この作品は悪女、ミルドレッド中心に回っているといっても過言ではない。笑 去ったと思ったらまた現れ、三度四度主人公フィリップを振り回す。…

【6歳3ヶ月と23日目】読書『19世紀ロシア奇譚集』

『19世紀ロシア奇譚集』 高橋知之編・訳 色んなロシア作家さんの幻想小説が詰まった アンソロジーみたいなもの。 ホラーに限らずロシア民話によく出てくる ドモヴォイ、バーバ・ヤガーのようなお話も。 目当てはツルゲーネフとレスコフだったので 読めて良か…

【6歳3ヶ月と20日目】やっと手元にきた!!

オブローモフやっと手に入りました ✨️ 以前も書きましたが、広島市内の大きな本屋さん 4軒回って、オブローモフの取り扱いがなかったので 地元本屋さんで取り寄せして貰いました〜。 岩波は仕入れしようと思ったら本屋さんの買い取り制になるので 小さい本屋…

【6歳3ヶ月と19日目】読書『人間の絆』サマセット・モーム

『人間の絆』1、2巻 サマセット・モーム 全4巻のうち手元の2巻読了。 主人公フィリップは生まれながらに片足が悪く 作中表現でいう『びっこを引いた状態』 母はフィリップの足を不憫に思いながら病死。 幼いうちに両親がいなくなり叔父夫婦に引き取られる。 …

【6歳2ヶ月と19日目】小学生になったら…夢

まだ服がないねこ 毎月買っているひーくんのこどものとも 買いに行きました。 今回はここらへんが面白そう。 久しぶりに岩波の『図書』 出会えました!! しっかりと『オブローモフ』が重版に載ってる… 果たして手にしたとき精神の均衡を保てるかしら…笑 ブー…

【6歳2ヶ月と14日目】ドストエフスキー『ステパンチコヴォ村とその住人たち』感想

『ステパンチコヴォ村とその住人たち』 ドストエフスキー 感想 凄く読書欲そそられる帯の通り 都会に出ていたら実家の田舎村が 得体のしれない胡散臭い男、フォマーに乗っ取られていた。 ちょっとつつけばボロが出そうな薄っぺらな男なのに ステパンチコヴォ…

【6歳2ヶ月と10日目】オブローモフ再版!!!!!

夢じゃない。 オブローモフ7月29日に重版 されます!!!! 嬉しい 生涯大事にします mari-nka.hatenablog.com こちらも読めて良かった。 オブローモフの概要がまとめてあって 忘れていた事も色々思い出せました。 もし安岡訳で完全新訳出ても買います!!! 図書…

【6歳と2ヶ月】オブローモフについて

ゴンチャロフ『オブローモフ』について 拗らせすぎてめちゃくちゃ気持ち悪い感情を 吐露しているだけの投稿なので 興味のない方そっと閉じてください。 以前投稿した光文社古典新訳文庫、 安岡訳で出された『オブローモフの夢』 新訳でオブローモフ読める!!!…

【6歳1ヶ月と27日目】慈悲をください!!

オレンジの毛糸がなく 黄色と2色の背中になる。 ドストエフスキー 『ステパンチコヴォ村とその住人たち』読了 感想はまた今度ゆっくり書くとして… 次はオブローモフを読もう …ん?? 薄っ…… ん、ちょっと待って。 確かオブローモフって文庫本3冊くらいでし…

【6歳と26日目】読書記録『魅せられた旅人』

魅せられた旅人 レスコーフ とある修道士が自らの半生を語って聞かせる。 修道士、イヴァンは最初の住み込み口を追われて居場所を転々。 旅券がないお陰で正規のルートで移動できず 波乱万丈、それ本当の話なの??と 疑いたくなるような半生を送っている。 特…

【6歳と19日目】読書『百年の孤独』感想

50年ぶりに文庫で出たと騒がれた 『百年の孤独』 ガルシア=マルケス 以前読んだのは黒っぽいデザインの ハードカバーのものでした。 初めて読んだ時は 『やっと読み終えたわ〜』と 作業じみた感想抱いて大変失礼な話だったのですが… 今回文庫で改めてこの作…

【4歳3ヶ月とと17日目】育児サークル探し

本日9日のイベントは雨で中止でした~残念大雨で一時川の水位がかなり上がっててとりあえず食料品2階に持って上がっとこうかなーとか考えていましたが、夜は落ち着きました良かったー。今年買った洗濯機水没したらどうしようー。とかぼんやり考えていたけど…

読んだ本

『居酒屋』 エミール・ゾラパリの貧困街に暮らす洗濯女・ジェルヴェーズの成功から堕落までを描いた大作です。久々に読書したな~と感動に打ち震えておりますしまったことに、『居酒屋』を読む前に『ナナ』の方を先に読んでしまっていて『ルーゴン・マッカー…

【2歳7ヶ月と21日目】熱が上がる。と映画感想

昨日よりも熱が上がりました体調は昨日より良かったし、何より快復したひーがお腹すかせてて買い物行かざるを得ませんでした。ずっとおじやと豆腐しか食べてなかったからね…朝シーツも洗って干したからでしょうか。昼頃、やけに寒いなと思って熱測ると、一時…

2019年4月、5月の読書

断崖 3巻/ゴンチャロフ細雪 上中下巻/谷崎潤一郎脂肪の塊/モーパッサン女の一生/モーパッサン感想書く気力なくてメモだけ。。。モーパッサン良かったので比較的簡単に手にはいる作品は制覇したい。半月ほど前から絵本読み聞かせるとずっと目で追うし笑うよう…

久々に映画観た!

プルーストの『失われた時を求めて』映像化もあるんですね~😍失われた時を求めてより『スワンの恋』1983年 フランス・西ドイツ久々に映画を堪能できましたこれはでも原作読まないと訳が分からないのでは??といった印象原作に忠実なわけでもないけど失われた…

2019年3月の読書

悪霊 下巻/ドストエフスキー江川訳の下巻、完結編!登場人物たくさんいるけどそれぞれにドラマと人生が描かれており誰一人として幸福な人はおらず。。。スタヴローギンの人物像がドスト小説の中でも群を抜いて複雑殺して殺されて自殺して、な事件満載の下巻…

最近の良かった映画

シェイプ・オブ・ウォーター/2018年/アメリカ ネットのレビュー見ると結構賛否両論でしたが 私はガッツリ心掴まれてしまいました~! 『アメリ』が好きな人なんかは絶対お気に入りになると思います。 ちょっとダークなファンタジー✨ 主演女優のサリー・ホー…

2019年2月の読書

悪霊 上巻/ドストエフスキー 初読みは亀山訳でしたが 今回は江川訳で 亀山訳も読みやすいけどこちらも良かった~ この『悪霊』て作品はドストの中でも2番か3番目に好きな作品なんですけど あまりにも事件が起こり過ぎてて刺激が強い ドスト作品初読みには向…

最近の良かった映画~イラン映画にはまる~

TSUTAYA発掘良品で出会いました イランのアッバス・キアロスタミ監督 桜桃の味/1997年 風が吹くまま/1999年 最初、この2作品を観たんです どちらも、カフカの『城』を映画化したような感じ! 起承転結と展開を楽しむよりも人の営みとイランの自然をじっくり…

2019年1月の読書

不滅/ミラン・クンデラ 『存在の耐えられない軽さ』に続いて、クンデラ2冊目✨ こちらも面白かった~ 1度では難しいので再度読み返したいけど なかなか他に類を見ない小説です。 男女の恋愛や姉妹、親子関係に並行して 文豪・ゲーテの男女関係も 中盤以降は…

紹介頂いた本と最近の映画

地下鉄道/コルソン・ホワイトヘッド 地下鉄道(ちかてつどう、英: Underground Railroad)は、19世紀アメリカの黒人奴隷たちが、奴隷制が認められていた南部諸州から、奴隷制の廃止されていた北部諸州、ときにはカナダまで亡命することを手助けした奴隷制廃…

2018年度12月の読書

老首長の国/ドリス・レッシング アフリカを舞台にした小説、初めて読んだ! 白人入植者と黒人現地人のアフリカでの生活を綴った短篇集です。 イギリス国籍のドリス・レッシング自身が幼少期から30歳までアフリカのジンバブエで暮らしていたので それを元に書…

2018年最も良かった読書・映画

今年もたくさん良い作品に出会えました ここ2年はドストエフスキーに留まらず色々な作家さんや国の本を読んで 幅が広がったように思います。 まだ英米文学をあまり読んだことが無いかな?? どうしても好みが偏っていてロシア文学とフランス文学に行ってし…

最近観て良かった映画 その2

その1から何日経ったことやら 忘れないうちにメモ。。。 東京暮色/1957年/日本 小津安二郎監督作品にしては珍しく全体的に暗い作りで逆に新鮮 いつもサザエさん観ているような安心感があったけどね。。。 でもこんな暗い話でも惹きこまれちゃって最後まで楽…

2018年度11月の読書

存在の耐えられない軽さ/ミラン・クンデラ 読んで良かった! そして出会えて良かった 文豪、ミラン・クンデラ 10月に読んだサルトルの『嘔吐』と同じく 文学と哲学が混ざり合った内容だけど サルトルとはまた大きく違う魅力があって 文学として楽しむのもこ…

お題「読書の秋におススメの小説は?」

「読書の秋におススメの小説」 散々考えたけど…特別に秋だからこれおススメだよ!っていうのは思いつかないね ドグラ・マグラ/夢野久作 一番最初に頭に浮かんだ 日本三大奇書のひとつ 普段とちょっと違った読書タイムを味わいたい時なんかにもってこい 思春…

2018年度10月の読書

嘔吐/ジャン=ポール・サルトル 哲学者サルトルの書いた小説 サルトルの哲学『実存主義』 物質は全て偶然に存在しているだけで何の意味も持っていない 人間も偶然存在しているだけで人生の生きる意味や目的なんてないんだ❕ と気付き全てのものに『嘔吐感』を…

最近観て良かった映画 その1

カリートの道/1993年/アメリカ 一度裏社会に入っちゃうとかたぎには戻れない 出所後まっとうな生き方をしようと奮闘するカリートだけど 様々なしがらみが邪魔をする⤵ 寄りを戻した女性と新たにできた命 南の国で仕事をしながら共に暮らしていく夢を見るけど …

2018年度9月の読書 その2

はつ恋/ツルゲーネフ 16歳の少年・ウラジーミルが恋した相手は隣家の年上の公爵令嬢 ジナイーダは美貌と魅力に溢れていて取り巻きの男たちの多いこと! その中で女王のごとく君臨し毎日遊びほうけています 取り巻き連中たちは、誰がジナイーダをものにできる…